寺崎から何度かメールで誤解とくよと言われたが、これは俺の問題だからと断ってきた。


「お前あすみと何かあったの?」


校庭で体育祭の準備をしていると俊司に言われた。


「何もない…ことはない。」


「なんだそれ。」


「あすみが誤解してて、誤解だって言いたくても俺を寄せ付けないっつーか、避けてるっつーか。」


祭りであったことも交えながら俊司に話した。


「まぁあれだな、誤解といて直球投げればホームラン!でしょきっと!」


「なんだそれ。」


俊司のハッピーな頭を少し分けてほしい。