「これはこの公式だろ?
ここに代入して…」
『そういえばあたし、安藤くんに告白されたんだよなー…』
ノートにスラスラと書きながら説明してくれてる安藤くんの顔を見ながら思った。
うわ、まつげ長っ。
きれいな顔してるなー…
何でこんなかっこいい人があたしなんか…。
「あすみ?聞いてる?」
──!
「あぁごめんなさい!!!
もう1度お願いします…。」
「俺に見とれた?」
ハハッと笑いながらそう言う安藤くんにボッと顔が熱くなっていくのがわかった。
「おいおいおい、俺まで恥ずかしーっつの。
俺どうしてりゃいいんだよ!」
俊司が横で騒いでいるのが聞こえたけどそれを無視してあたしはトイレに走った。