「あすみ!!!」


教室に戻るとすぐに駆け寄ってきてくれたのは成実と俊司だった。


「大丈夫…?」


成実が弱々しくあたしに聞いてきたけど、


「大丈夫!」


と笑顔で答えられた。

チラッと安藤くんのほうを見ると目があって少し笑ってくれた。


「でさ、透なんだけど…、」


俊司が言いにくそうにあたしに話す。


「あいつ、お前とちゃんと、話しがしたいらしいんだ。」


そう言われて、嫌だったけど透が待ってる校門に向かった。