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文化祭がはじまった。


あの日、池内とあすみが2人で差し入れを持ってきたとき、俺はかなり焦った。


心のどこかで俺の気持ちは少なからずあすみに伝わっていると思って余裕かましてたかもしれない。


俊司が言っていたにぶいの意味をちゃんとわかっていなかった俺は焦りからあのとき告白してしまいそうだった。


でも目をそらして去っていったあすみをどうしても追うことができず、それからぎくしゃくしている。