「ここだけの話だよ?」 と、あたしはさっきあったことを成実に話した。 「ほら、やっぱり好きなんじゃん。」 成実が呆れ顔で言った。 「だからそういうわけじゃないってばー。 もういやなんだよ、付き合ったりするの。」 「だってドキドキしたりって…まぁいいや。 あたしもあすみが付き合ったりすることに不安があるのは親友として分かってるつもりだからさ。 とりあえず衣装できたから着てみてよ!!!」 手を引かれて教室に入った。