俺があすみの誕生日の日にあったことを話すと驚いていた。


「あすみそんなこと一言も…」


小さな声でつぶやくように言うと突然泣き出す塚原。


「あたし…あたしもあすみにひどいこと言っちゃった…」



俺に言いづらそうにあすみと池内がキスをしたところを見た、そのあとにあすみに自分の気持ちをぶつけてしまったと言う塚原。


「キスしたのは知ってる、さっき聞いたから。」


「安藤…このままでいいの?」


「良くねーよ。でも『俺はあすみのこと幸せにできてるか?』って聞いたら悲しそうな顔して、何も答えなかったから…。」


重い沈黙のあと、無言で俺の横を通りすぎていく塚原。


きっとあすみのところに行ったんだろう。


帰るのもめんどくさくなった俺は保健室に行った。