次の日、案の定圭くんはあたしのところに来た。 「あすみ、ごめんな。」 そう言われても、あたしにの耳には届かない。 実際、この日だって美香ちゃんはうちのクラスに来ていたから。 いつもなら俊司と成実と話すけど、あたしは1日中机に伏せていて、会話もほとんどしなかった。 良太くんはたいしたことじゃなくて何日か入院すれば大丈夫らしいってことだけは俊司から聞いた。 それからもあたしは圭くんを避けていた。