ほら、やれよ。


なっなんなの?

無理だよ、こんなの。


いいからやれよ。


いきなり、下の世話をさせられた。




なんでこんな事。

わたし、死ななければこんなところに来なくてすんだのに。
だいたいこいつ誰だよ、名前も知らないし。




でも、よく見たらこの家、めっちゃ豪邸だわ。
わたしが一生かけて働いてもすめないようなところ。

ある意味ラッキーなのかな、高級食材がたくさん、高級車も。


こいつさえいなけりゃ、私は幸せなのかも。



マツコはなつきとしてこの世界の住人になった。


死んだらあの世にいくとは聞いていたけど、マツコには想像もつかない世界だった。


そこで奇妙な暮らしが始まる。