翌日俺は輸血のために検査した。
どこにも異常はなくて、あいつに輸血出来るらしい。

俺はこの日をどれだけ待ちわびていたか。
やっとこいつの力になれる。
こいつを守ってやれる。

さっそく俺は血を抜いた。
献血は何回もしたことあるが、そんな甘くなかった。
予想以上に血を抜かれた俺は貧血になって、ベッドに横になっていた。

(あー、気持ちわりぃ…)

そんな事を考えながら、睡魔に襲われた俺はそのまま眠りについた。

気付くと、もう夕方の17時を回っていて、こんなに寝ていた自分自身に溜め息を吐いて、優花の病室に向かった。