「どうだった!?」

「なるべく早く手術した方がいいって。」

「手術の予定とか組んだのか!?」

「保護者連れて来てって。」

「そっか…。」

「お母さん。先生のとこ行こう!?」

「え、ええ。蓮君、あなた、綾。ちょっとここで待っててくれる!?」

「分かった」

「はい。」

「俺は行く。」
そう言って立ち上がった慎太郎さん。

「あなたも行きましょうか。」

「蓮。…待ってて!?」

「当たり前だろ。行ってこい。」

「うん…」
そう言って、再び診察室に入って行った。