すると、Tちゃんが
「美沙ちゃんはほんとに好きな人いないのー??」
って聞いてきた。

・・・今がチャンスかな?ホントのこと言っちゃおうかな?
なんて考えたりもした。
けど、やめた。
Tちゃんには「ほんとにいないよー」なんて適当な嘘をついて。

うちはK君が好き。
でも、付き合いたいなんて思ってないの。
だけど、Kくんに少しでも近づきたい。
友達としてでいいから認めてもらいたい。
そう思っていた。
だから、Kくんとあたしの距離は結構近いほうだと思う。
友達として。
うちは、クラスではいじられキャラとなっている。
もちろんKクンにもいじられている。
けど、それであなたの笑顔が見られるならいじられるのも苦痛じゃなかった。
・・・完全にMがいうセリフだけどね・・・笑

だからもう満足している。
自己満足で終わればいい恋なのだから。
それに、特に仲がいいHちゃんにはあんまり言いたくなかった。
Hちゃんとうちは距離が近すぎて、Hちゃんに知られてからKくんのことを色々言われるのが怖かったのかもしれない。
それに、Hちゃんは一時期、K君のことを好きだったと言っていた。
なんか気まずい。。

そんな感じでいろんな理由があったの。