真由美は現代に戻った。


何気なく、修平の事を考えている。

すると、頭の中に直接声が響く。ラジオを受信したように。 修平の声だ。


やだっ、また変な現象だわっ!
気持ち悪いのよ、ホントに。この前から変な事ばかり、もういい加減にして!

真由美か…
確かに、好きだったんだ、だけど、だけどナゼか理沙が急に恋しくなってきて。 いてもたってもいられないんだ。
真由美にはわるいと思うが、どうしても理沙が…
なんで理沙に気持ちが行くのかはわからない。抑えられない。







なに?修平くんの心なの?
誰がこんなの聞かせろって言ったのよ、私はこんなの聞きたくない、覚醒?ふざけてんじゃないわよ。私は前からずっと修平くんが好きで、結婚の約束をしたの。ふられても修平くんを忘れられない。 なにかのきっかけでまた復縁したいと思ってる。

それなのに、なんで?覚醒なんて変な事、聞きたくない心の声まで聞こえてきて。リアルに別の女のを思う大好きな人の気持ち。どれだけ辛いのか…
得体の知れない彗星のおかげで、大迷惑よ。私はこんなの望んでない。

ずっと好きだって言った、修平くんは言った。私はその言葉を忘れない、一生忘れない。

どうして私じゃダメなの?

悔しい…
あんなやつ…

私は辛い想いをしてるのに、あのまま二人が幸せになるなんて許せない。
私はどうなるの?
このまま泣き寝入り? そんなのって…


くそ~、いつか見てろよ…
絶対に