なんかこの前のテレポートから急に修平君がどうでもよくなっちゃった。ずっと煮え切らない気持ちだったけどすごくすっきりした。これもやっぱりグンダリー二覚醒のせいなんだね。突然起きた変な体験だったけど私にとってはとてもよっかたわ。




次は何が起こるんだろ。ドキドキするな。




・・・・

なんだか、俺・・・

理沙とずっといっしょにいた気がする・・・・  夢かな?夢を見たのか?何でだろう、理沙とは付き合いもしてないはずなのに。ただの同級生なだけ。 

へんなの、付き合いもないのになんで一緒にいたなんて思い出すんだろう?俺、とうとう頭おかしくなったのかも。  






裕太

「今日空いてる?」




あっ裕太からだ。



「あいてるよ、どうしたの?」



「新しくできたパスタの店があるんだ、一緒にたべないか?」



「いいよ」




ふふっ、この前から裕太がずっと誘ってくる。かるい気持ちなのか、本気なのか、正直今はどうでもいい。ただ遊びたいだけだから。





その日、理沙と裕太は二人で食事をした。裕太は結構まじめらしい、食事をすませて、軽くショッピングをしてそのまま別れた。手もつなごうとしない、おくてなのか。

 

裕太は私のことすきなのよね?すぐに手を出されるよりは、やっぱりはじめは何もない方がいいよね、よかった。これからも、付き合いしたいな。ずっと追いかけるだけの恋なんかもうしたくない。

はじめからこうすればよかったのよ、修平くんは彼女一筋だったんだから。




覚醒してからは心が軽くなった、今までずーっと悲しかった。毎日毎日彼のことばかり考えて、頭に浮かぶのは彼女とのラブラブなシーン。勝手に想像しては一人で泣く。今思えばどうかしてた。そんなに夢中で追いかけるほどいい男じゃないのに。




もうこれで、今のところ悲しい片思いとはおさらば、これからは次の彼とラブラブになるわ




この頃修平は少しずつではあるが、理沙のことを思い始めていた。このことをもちろん理沙は知らない