修平くん…

と、彼女は修平の事を考えていたその時だった。
突然、体がふっと軽くなったと思った瞬間、修平のそばにたっていた。

なに?また時空に迷いこんだの?ここは未来?


彼女は意識だけを修平のそばにとばす事ができた。
家にいながらにして修平の居る場所へ行く。自由自在に意識だけが動けるようになった、まるで透明人間になったように。


さっきまで、自分の部屋にいたのに、なんでこんなところに来ちゃったんだろう。

カレンダーは9月5日

あ、現在にいるんだ、じゃあ私はテレポートしたの?
でも、ここは修平くんの部屋。私に修平くんは気づいていない。
なんなの?もしかして幽体離脱したの!?
なんて事?もう普通に暮らせないの?!この前から未来に行ったりテレポートしたり、頭がおかしくなりそう。 私はただ普通に恋愛がしたいだけなのに…


修平くん、何するのかな。

なになに?

真由美
「修平くん、今度の日曜日はドライブへ連れてってよ 」


うわっこんなもの見たくない!ラブラブなメールなんか。

修平くんは私の事なんかまるで考えてないじゃない。

もう知らない!


また、彼女は自分の部屋にかえってきた。


なんなのよ、もう修平くんなんかいいわ。いつまでも思ったってしょうがない。 もう別の人にするわ。あームカつく


はぁ、これがグンダリーニ覚醒ってやつなのか、テレポートもできちゃったし。 それに、修平くんもあきらめがついたわ。もっと私を愛してくれる人見つける事にする。

そうよ、私はモテる。大丈夫。