「もういい。席に着け。よーし…ホームルームを始めるぞー…。」

そんな先生の声を聞きながら席につく俺。
恥ずかしさで顔が熱くなる。うぁ〜俺は女かぁぁ

頭を抱えながら机につっぷした俺
さっき俺のことを笑ったそいつが俺に話しかけた

「亮さっきの顔最高すぎってか今日も美南ちゃんとデート?あいかわらずあついなぁ」

「いや忍何度も言うけど俺と美南はそういう関係じゃないし…」

「照れんなよぉ」
といいながらそいつこと忍は俺の肩を叩く

なぜかはわかんないけど俺と美南は付き合ってることになっていた
噂によると公認のカップルみたいな感じ
だけど実際には“ただ”の幼なじみなだけであって
まぁ誤解とくのも面倒くさいから否定はあんまりしない
そっちの方が何かと便利だからでもある

「いいなぁー学園のマドンナ美南ちゃんと登校あこがれだぁ…」