舞は、彼に話しかけられたことがうれしかった。

「最近、5組にけぇへんなったやん。友達できた?」
下校途中、純子が優しく微笑みかけてくる。
「うん! 結構、皆と仲良くなったよ」
舞は、満面の笑みでうなずいた。 
「でも、最近、実行委員の仕事で残ってばかりなんやろ? しんどない?」
久々に何もない日を迎え、舞は純子と一緒に帰ることができた。
彼女は、面倒くさがり屋の舞を心配をする。