「成海さん、明日もここに来るよね?」
勇気を振り絞ってきいてみた。
「うん、来るよ」
俺の目を見て微笑んでくれる成海さん。
明日も会えるんだ。
会ってちゃんと話せるんだ。
これで終わりじゃないって、成海さんの微笑みを見て感じた。
「ねえ」
「ん?」
成海さんに軽く肩を叩かれて振り向いた。
「瑞樹くん………って呼んでいい…?」
名前を呼ばれてドキッとした。
斜め下から俺の顔を覗き込む可愛い女の子。
彼女の大きな瞳に、俺の顔がくっきりと映っている。
…ッかわいいっ!!
「もちろん!何とでも呼んでくれていいよ!!」
思わず声に張りが出た。
…これじゃあ俺が喜んでるのがバレバレだ…