遅い、ヌルイ、威力なさそう。

またも火を噴いた究極必殺技、五所川原ろーりんぐぶろー。

トテトテと突進してくる花音に、龍娘は困惑する。

こんなもの、防御も回避もすこぶる簡単だ。

しかし、そうしてしまうと花音、泣いちゃうんじゃね?

苦悩した挙句…。

「うわあっ」

ポフッと顔に当たったぬいぐるみのグルグルパンチで、龍娘は派手に後ろに吹っ飛ぶ!

勿論自分で飛んだのだ。