初めて自分のところへ
きたボールは
自分が思っていたより
大きくて重かった。

私が投げても
しょうには届かず、
一度地面を経由して
しょうの手に収まった。

久しぶりに
ボールに触った。

まだ怖かったけど
私は思った。

本当は私は
バスケが好きだった。