『やっぱ、遊馬、つえーなぁ!!!』
『めっちゃ、かっこよかった!!』

あっそ。 あんなん、ただのへっぽこだし。

『・・あんた本当に何者?いま清龍…どこまで勢力伸ばしてるの??』
亜夢が、俺の前に立ちふさがる。

『あ?んだよ亜夢。そっちの情報きかねぇと、教えらんねえなぁ。』

市が違うだけで、そっちの情報は全然入ってこない。
俺ら、清龍はとにかく亜夢に情報をつかまれないように…。
 己道の情報をつかむのが、目的。

『…己道は…市で、3位だって言われている・。』

3位…か。 
『…早く清龍の情報教えろよ。』
『…俺らは、ココの市で、1位2位を争ってる途中だョ。』
『…あっそ・・。』
 ガタン
『おい、どこ行くんだ??』
『帰るの。』
 ドン
『きゃッ・』


亜夢が、廊下のオトコとぶつかった。 

   パサ…
『?!?!?!?!?!?!!?!?!?!』


その場にいる、皆が目を見開いた。