『おい。てめぇが、体育館で、暴れてた奴かぁ??』

いきなり、胸ぐらをつかまれた俺。

『あ？　だったら、なんなんだよ、つか、おめぇだれだぁ??』

っまぁ、こんなことなれてるし。
　ど-せ　へっちょい奴　だろうし。

『ぉ、おい!!!遊馬、やめておけ!!』
『遊馬、そいつ、3年の頭だぞ!!!』


そんな　周りの声も俺の耳には、はいらねぇ。

『2年のくせして、なめた真似してッと、ただじゃすまねぇかんな。』
『あ？なんだよ。なめた真似だぁ??　ただじゃぁすまねぇだぁ??　ぶはッ　そりゃ、俺のセリフだなぁ。　そっくりそのまま返してやらぁ。』

『ぁ?!?!　なんだとぉ??』
『日本語が、わかんねぇのか?　やっぱ、馬鹿は、ちげぇなぁ』
『ぁ??　うっせぇな!!!!!てめぇも、しょせん馬鹿だろ。名前言っとけよ。おぼえてやらぁ。』
『うっせぇ。聞くならてめぇから、名乗れや　オラ』
『…北谷　蓮（きただに　れん）だ。』

北谷…??　初耳ほどの、へっちょィ名前を、よくもまぁ、俺に名乗れたなぁ。

『お前は??　いえよ。』
『俺の名前はなぁ・・平川　遊馬様だ。』
『ひら・・かわ…??　ッんか聞いたことある…ような…』
『ぁ?』
『っま、どーでもいいわ。　次なんかあったら、おぼえとけ!!』
『ぉうおぅ。覚えててやらぁ。』



がっしゃぁーん


音を立てながら、ガンつけながら　帰って行った蓮。



『だぁ　っくっそ。気ィわるくなったゎ!!!!!つか、ｱｲﾂ、なんもできねぇとか、うける～。よわ!!!!みたいなね。やっぱ、俺様に、手はだせねぇわな』

『遊馬…すっげぇな!!!』
『いままで、蓮先輩には頭上がった奴いねぇよ!!』

んだそりゃ、

またたくまに、俺は、囲まれた。