(明日も悠と
話せればいいな…)


好きとは言えない。

(まだ中1だもん
早いよ…。)


そう思い、
自分に言い聞かせていた。

(…でも、
好きだよ…。)

「海優ー。
お風呂入っちゃって〜」

「はーい。」


温かい湯銭に
浸かりながら
今日の部活の疲れを
ゆっくり落とした。


「はぁー。
頑張ろう。」

中1のわたしでも
それなりに
本気な恋をしていた。