――ピーンポーンパーンポーン

「結花ー!!今日帰り祐太君と帰ることになっちゃって・・・!
で で でもそれが家に..準備も・・・
あーもードーシヨー!!」

訳の分からない日本語で騒いでる親友の真樹。
普段はすっごいしっかり者だけど…

「真樹・・・落ち着いてぇっ!!
どーしたのぉ??」

「うっうん!!祐太君が今日は帰りに迎えにくるから一緒に帰ってついでに家来いよって・・・」

真樹と祐太君は付き合って…3日。
真樹は普通にモテるし恋愛もしていてデートごときで緊張するような子ではない。
でも祐太君は私たちより3つ上の高3で数々の女を泣かしてきた男だ。
真樹と高校の見学に行ったときに真樹が一目惚れ。

真樹の迫力に圧倒されていつのまにか付き合っていたとか...

「そっかあ。よかったじゃん!真樹が祐太君と帰んなら結花は一人ぼっちかー!」

ちょっと寂しかったり..。

「結花は隼人とデートしないの?」

「昨日したよぉ。デート!!(笑)」

「えっ??なんで何も話してくれないの〜!?てゆうか結花はなんでそんな…男に執着ないのよー?」

真樹がなんで・・・?みたいな顔してる(笑)

「ん〜なんでかねー。分かんない♪」

適当に答える私。その質問は苦手だ。

「そこが結花のチャラ男にモテる秘訣なんだろうけど〜!!」

「なんだそれぇっ。」