「ここ…」


「覚えてる?那智」



小さい頃、よく遊んだ公園。

朔弥と蒼と私の3人で。



「懐かしいだろ?」


「うん、」


そういうと朔弥は黙ってしまった。


少し経って、やっと口を開いた。



「…那智さ、蒼に告白されただろ?」


「え?…なんで?」



蒼が言ったの?

わざわざ?


…そんなことしないか。




「蒼は言ってないよ。ただ俺の勘。」


「朔弥の勘は鋭いね。」