1時間目笹木君は親友の卓也君と一緒にサボっていた。 だからあまり顔を合わさずに済んだ。 あたしはいつも通り1時間目の授業を受けて、休み時間は由菜と話していた。 「萌」 「っ!?」 由菜と話してる時、背後から聞こえた愛しい声。 「笹木君、何?」 あたしは冷静を装って話し掛けてきた笹木君に問いかける。 笹木君は一瞬傷ついた顔をした。 それから真剣な顔をして口を開いた。