ばんっっっ!!!!!

「・・・・・・・・・はぁっ はぁっ はぁっ」

力いっぱいに、部屋のドアを閉める。

肩で息をする。

あいつが視界から消えた途端、踵を返して走ってきた。


「何が・・・・・・『二人のため』!?
ふざ、け、ないでよ!!」

学校からの全力疾走に肺が悲鳴を上げてる。

それでも、声を吐き出す。


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