あたしが嫌いな季節がやってきた。
寒い寒い、冬。
鼻水は出るし、手はかじかむし…
本当、最悪。
学校への道を歩きながらあたしは一人、思った。
と、そんな時。
「せっちゃーん!!」
奴が、抱きついてきた。
「ちょ…あき、重たい…」
「えー!!温かいからいいじゃん!!」
いや、うん。
そうだけどさ……
一応、ね。
仮にもあたしは女で、あきは男でしょ?
意識、してしまうわけで……
「あれ?せっちゃん、顔真っ赤だよ?」
不思議そうにあたしの顔を覗き込むあき。
「あー!!もうっ!!」
あたしは大きく叫ぶと、あきを置いて走り出した。
望月 せつな。中二。
通称、せっちゃん。
そして、原田 あきは、あたしの幼なじみ。
それから……
あたしの好きな人。
寒い寒い、冬。
鼻水は出るし、手はかじかむし…
本当、最悪。
学校への道を歩きながらあたしは一人、思った。
と、そんな時。
「せっちゃーん!!」
奴が、抱きついてきた。
「ちょ…あき、重たい…」
「えー!!温かいからいいじゃん!!」
いや、うん。
そうだけどさ……
一応、ね。
仮にもあたしは女で、あきは男でしょ?
意識、してしまうわけで……
「あれ?せっちゃん、顔真っ赤だよ?」
不思議そうにあたしの顔を覗き込むあき。
「あー!!もうっ!!」
あたしは大きく叫ぶと、あきを置いて走り出した。
望月 せつな。中二。
通称、せっちゃん。
そして、原田 あきは、あたしの幼なじみ。
それから……
あたしの好きな人。