「──じゃね、みんな♪
また遊びに来るから覚えといてね♪」

わざわざ、校門まで見送りをしてくれた、女子たち

皆が満面の笑みで返事をする中、うちら二人はかなり呆れ果ててた

てか、また来るつもりなんかい…!!

女子たちに姿が見えへんくなると、外見は“ハル”のままやけど雰囲気が“俊亮”に変わった

「お前、何してんねん」

三人だけになると、ナルオがすぐに口を開いた

「…コイツが悪い」

そう言って、うちは俊亮に指を指される

えっ!?何々!?

うち何かやらかした!?

全く身に覚えがありません…!!