「じゃな、驪眞」

「うん
部活頑張れ」

「おう!!
ってあの人──」

そう言って俊亮さんに気付いた、夏瑠
 
ほら!!
やっぱすぐバレるんやって…!!

「驪眞の知り合いか??」

──ズテッ

吉本並みにずっこけるわ!!
明らか俊亮さんやんか!!
アンタ、ついこの間会ったやん!!

「ほな、俺もう行かなやし、気ぃ付けて帰るんやで」

それだけ言うと、うちの返事を聞かずに走ってってもぅた

…まぁ、えっか
 
うちも鞄取って俊亮さんの元に戻った