そう問いかけられたけど、 正直そんなのどうでもよくなっていた。 あたしの意識は完全に別のところにあった。 「ねぇ、あそこ見て!」 あたしが指差した方を2人が見る。 あたしの視線の先には輝く海。 そんな海に負けないくらい、キラキラしている男の子がいた。