見ると、


そこにはサーフボードを持って立っている彼がいた。



さっきまで彼と一緒にいた友達らしき人は今はいなかった。




「美夏!チャンスじゃん!

うちらここで待ってるからアド聞いてきなよ!」




…うん。



聞きたいんだけど…




「……………やっぱ無理だよ〜!」






いざ目の前に彼を見ると、さっきまでの勢いがなくなってしまった。





だって…



もし、迷惑そうな顔されたら…


もし、彼女とかいたら…


もし、嫌われたら…




そう考えてみると、とっても怖い。