さっきまでサーフィンしてたはずなのに〜!!
辺りをキョロキョロ見回して必死であの人を探す。
私の異変に気づいて晴菜が心配そうに顔を覗きこんだ。
「美夏、どうしたの?大丈夫?」
ユリカがその隣でニヤニヤしている。
「へぇ〜…。そういうことかぁ♪」
「なによユリカ!
そういうことってどーゆーこと!?」
晴菜も何かに気づいたらしく、ニヤニヤ笑いだした。
「美夏、恋しちゃったのね!!」
…恋!?
「私が?誰に!?」
「さっきのサーファーの人に決まってるじゃない♪」
うん、確かに…。
一目見た時、なにか電流のようなものが体を駆け巡った。
もし、このひとが彼氏ならって妄想してにやけてた。
これは…
恋?