学校の門を入り、グランドを歩く。


「かーえでっ!!」

「おへっ!!!」

誰かが、後ろから飛び乗ってきた。

見なくても分かる……。


「鈴璃っ!!」

「おはよ、楓。」

今日の鈴璃の香水…、いい匂い。

ぶ。変態だ……。

「おはよ、鈴璃。」

「早く行こっ!」

「うん!」

あたし達は、冗談を言い合いながら教室に向かった。