僕もこてっちゃんの視線を追って、美月ちゃんを見つめた。 すると美月ちゃんは、掴んでいた僕の腕を強く振って、 「勉強の仕方は私が教える!!畠山君は要領が悪いだけだから…。いいね!!」 と、鋭い目で見てくる。 「う…うん…。」 頷くしかない僕が頷くと、こてっちゃんが笑いながら、 「竹田さんのその一言で決まったの。学年トップの生徒が言う事には…学校も弱くてね。」 と、言った。