「俺は、ずっと好きだった。


祐美がいなきゃダメなんだよ......」



そんな事を、真っ暗の川の端で言われた。


自分が先輩の事を好きなんて

思ったこともない。付き合いたいとも。


でもこの時はなにか違った。




「いいなら、後ろから抱き付いて。


ダメなら......なにもしないで」




私はなにもできなかった。