私謝らなきゃ。

ちゃんと。嘘ついたこと。

「空咲さん、俺・・・」

「優君、あのね、ごめんね・・。」

「え、なんで空咲さんが謝ってるの!?」

「え、だって私優君に嘘ついたんだよ!?」

「そんなこと気にしてない。俺が気にしたのは」

「え、何?」

「俺、ずっと空咲さんのこと好きだったから。」

「えっ??」

「俺、嫌われたよな・・・?」

「ちょっと待って。」
 好きだったって・・・?友達として?」

「は!?一人の女の子としてだけど・・・。
 って何泣いてんの!?」

「だって、嬉しくて・・・。私、
 私もずっと優君のこと好きだったよ?」

「え、まじで!?」

「まじです・・・。」

「こんな俺だけど、付き合ってくれる?」

「はいっ。お願いします。」



「ひゅうーひゅううー」

「っおい!空大!」

「空咲、おめでとう。私自分のことみたいに嬉しい!
 あきらめなくてよかったね!」

「っ、彩ぁ・・・・。ありがとう。
 私、彩がいたから頑張れたよ。」

「そりゃ、ありがと。
 優君もおめでとっ。」

「ありがとう。俺、頑張るわ。」

「うん、頑張れ。空咲泣かすなよー!」

「おう!」

「ってか、このためにみんな呼んだんだから
 付き合ってもらわないと困るよなぁー(笑)」

「えっ!そうなの!?彩ぁ!なんで教えてくれなかったの!?」

「ち、ちがうよ!私もさっき知ったとこ!」

「ええ!まじで!?」

「まじまじ。」