「わかった。」

「ごめんね・・・。」

本当は一緒に行きたいよ・・・。

やばい、涙出る・・・。

「俺、コンビニ行って、薬買ってくるから。
 空咲さん早くトイレ行って!」

「え・・・?な、なんで・・?」

「なんでっておなか痛いんでしょ?」

「う・・・・うん・・・。」

「早く!」


ど・・・どうしよ。

こんなことになるとは思ってなかったよ・・・。

「ごめん。嘘。おなか痛いって嘘だよ・・・。」

「え、なんで?なんで嘘ついたの?」

「ごめんね・・・。理由は、言えない。」

「は!?なんだよ。それ。なんで嘘ついたんだよ!?」

「言えない・・・。ごめん・・・。」

「俺、帰るわ。」


もう終わっちゃった。

私の夢のような時間が。

これからどうしよう。

時間過ぎちゃってる。

私何してるんだろう?意味わかんない。

なんで、なんで涙が止まらないよ・・・。

彩。彩・・・。会いたいよ・・・。


「はぁ、はぁ・・・。」

「あ!空咲!あれ?優は?」

「あやぁぁ・・・。」

「ど、どうしたの!?」

「私、私・・・・」

「ゆっくりでいいから話して。」

「私、っ優君に嫌われちゃったよぉ・・・」

「なっ、なんで!?」

「私っ、優君と一緒に公園まで一緒に行こうって言われて
 「うん」って言っちゃって、だけど後から
 友美の気持ち思い出して友美のかなしい顔は見たくない
 って思っちゃって・・・・
 それで、それでね・・・」

「うん。もういいよ。わかったから。」

「うわああああーん・・・・。彩ぁ・・・・。」