「あ!!優君!」

「あ、空咲さん!どうしたの、急いで。」

「今日ね、元3-2で祝パーティーするって!
 彩からメール来てね、優君にも伝えておいてって言われて
 急いで伝えに来たの!」

「まじでええ!?そっか!行くわ!
 空咲さんも行く?」

「うん!行くよっ。」

「そっか。じゃあ、一緒に行こ!」

「えっ、私、でも家寄って着替えてから行くから
 遅くなっちゃうから先行ってて!」

「大丈夫。家の前で待ってる。
 暗いのに、女の子一人で歩いてたら危ないよ?」

「////。あ、ありがとう。
 お願いします。」

「いえいえ。じゃあ、行こっか。」

「うん」


きゃあー。優君めっちゃ優しいっ。

やばいよおお。

私、変じゃないかな・・・?

もー、心臓がドキドキしすぎて壊れそう!


「空咲さん家どこ?」

「あ、えっとね、そこを右に曲がってすぐだよ!」

「あ、ここ?大きいねぇー」

「そうでもないよ。あ、私準備遅いし、家上がって。
 親いないし、大丈夫。4月でもまだ寒いじゃん!
 どうぞ。」

「えっ、あ、ごめん。おじゃまします。」

「どうぞ。」