もう、戻ることはできない?

忘れることなんてできないよ・・・・。

ずっとだよ?

大好きだったのに・・・。

なんで??




「空咲ー!起きなさい!!」

いつものパターンだ。

だけど、私には大事な日。そう。高校の入学式だ。

「もう!何やってるの?早くしないと!」

「わかってるよ!」

私は、空咲。この春志望校だった高校に受かることができた。

そして、私の片思いの相手の優も同じ高校だ。

中学から同じクラスになって、話した回数は数えられるほど。

顔もよく、運動ができ、モテる。

私は、そんな優に恋をした。

いつのまにか、優を目で追っていた。

そして、自分が優に恋をしてることがわかったのだ。

高校は、勇気を出して優に聞いたのだ。

「優・・くんは高校どこ行くの!?」

「ん~俺は第一高校に行くつもりかなぁー」

「そっか。頑張って!」

「あはは。ありがとう」

そう言われ、私も頑張って勉強した。

そして、受かることができたのだ。