確かに比留間君なら大地君と喧嘩しても負けなそう…

比留間君には伝説があるから。

1人で50人を倒したという…

喧嘩で負けたことがないという…

本当かはわからないけど比留間君ならありえるかもしれないってみんな思っている。

あたしも、もしかしてなんて思ってた。

「あとで聞いてみてよ。よろしく〜」

言うだけ言って奈津美は自分の教室に戻って行った。

「…俺だ」

「え?…」