「心配させんなよ…」 「え?」 尚樹の声は驚くほど弱々しくてだけどすごく優しかった。 「よかった…無事で」 「心配してくれてたの?」 「いや…まぁ」 「ごめんね、連絡できなくて」 「何ともないんなら別に…今から家来いよ」 奈津美のほうを見るとてをヒラヒラ振っていた。 「うん!行く!」