「は?ちゃんと答え・・・」


「んなの聞いたって仕方ないだろ?第一、お前が彼女と結婚するんだから」


「まあ、そうだけどさ」


「だろ?だから答える気は無い」



そう言ったところで、



「ご準備、お願いします」



係員が入って来て指示する。



「じゃあ、俺行くわ」


「おう」



明日香は去り際、「幸せになれよ」と言って部屋を出た。



そんなの当たり前。



俺は多分、彼女とじゃなきゃ、幸せになんてなれない。