その後も俺は、彼女に会う度に心臓は高鳴ったり、変なことを口走ったりと調子がおかしい。
寝ても覚めても頭の中は彼女のことばかり。
もしかして、俺・・・
「好き・・・」
「へ?」
目の前の彼女がキョトンと首を傾げた。
「あ、なんでもない」
ただいま彼女の家で数学を教え中・・・。
一番の苦手分野みたいで、俺は毎回のごとく教えている。
「あ、この問題なんですけど・・・」
そう言って彼女は問題集を俺に見せる。
「あ、ここは・・・」
俺は気を取り直し、彼女に教えた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…