「だけど…っ」


私がかなり真剣に
悩んでいると…


「佳奈子だけ〜♪」


く、悔しい…っ!!
すごく悔しいよ。


負けてられない。
私、決めたよ。


「私、頑張って
付き合う!!」


私は、大きい声で
莉菜に言った。


すると、教室じゅう
の女の子も男の子も、
盛大な拍手をし始めた。


「頑張って!!」


「佳奈子なら大丈夫♪」


「白石、俺でも…」


なんて、皆
言い出した。


な、何か恥ずかしい
じゃんかよぅ…