―――次の日、 朝の教室。 「帝雅!」 俺を呼んだのは、 ウザイ女…ではなく、 俺の中学からの 親友だった。 「稜、はよ」 俺達は、嫌というほど 気が合うんだ。 もちろん、稜もこの 学校じゃ王子様らしい。 わけわかんねーし。 何人いんだよ… 「帝雅、いい加減 一人の女に決めたら?」 俺は、ビクッと 反応した。 …そうだよな。 白石だけって決めた んだしな。 もう遊ぶのは やめねぇといけねーや。