「優衣、沙羅…戻ってこい。」

幸大が言う。

「はっ!?」

「えっ!?」

2人が現実へと戻ってくる。

「ところで場所は近くにあるんですか?」

咲子が言う。

「さぁ?」

クーニャが言う。

「行き当たりばったりな奴だな…」

マリアが言う。

「川沿いにある並木道…

あそこは花見のスポットよ?

私の家族もやるときはいつもそこよ。」

姫野が言う。


「あんまり川の方に行かないからなぁ…」

幸大が言う。

「私も去年の春は新任だったから忙しくて覚えてないわ…」

優衣が言う。

「満開になるとかなりの賑わいよ。


出店もでるし御祭りそのものね。


まぁ…場所取りは結構大変だけど。」

姫野が言う。

「場所取り…私がやったら取れなさそうです。」

沙羅が言う。

「確かに図々しい奴とか多いって聞いたことあるぞ。」

マリアが言う。

「その辺はなんとかするさ。」

幸大が言う。

「何時にする?」

クーニャが言う。

「まだ決定したわけではないんですが…」

咲子が言う。


「でも…やりたいな。」

優衣が言う。

「まぁ…私もやりたいとは思います。」

咲子が幸大を見て言う。


「じゃあ、やるか。」

幸大が言う。