昼休み


屋上


「ねぇねぇ!!

今度お花見しよーよ!!」

クーニャが言う。

「いつもながら唐突ですね。」

咲子が言う。

「花見か…

実はしたことないんだよな。」

幸大が言う。

「私も無いぞ!!

お揃いだな。」

マリアが言う。


「私は昔したことはありますけど…ほとんど覚えてないです。」

沙羅が言う。

「私も昔、実家に居た時は毎年やってたの。」

優衣が言う。

「私も毎年ではないけどたまにやるわ。


で、何でいきなり?」

姫野が言う。

「じゃーん!」

クーニャが雑誌を広げた。


「んーと…

『最近、花見合コンや花見デートなどが流行っている。


花見という雰囲気に御祭り気分。

男女の会話も弾む。


さらに近年問題の花見客のゴミ。


異性へのアピールからしっかりと片付ける若者も増えている。』


だとさ。」

マリアが言う。

「へぇ…

幸大君とお花見かぁ〜。」

優衣が目を閉じる。

「幸大さんとお花見…」

沙羅も頭の中で何かをイメージする。


「「妄想が始まった。」」

4人は口を揃えて言う。