「とりあえず、担任が優衣。

クラスには姫野、クーニャ、マリア。

沙羅の護衛はヴァン。


咲子は…まぁ、好きにやるだろうしな。」

幸大が言う。

ゾクッ!

「な!?」

ガタンッ!


幸大がいきなり立ち上がり周囲を見回した。


「幸大、どうかしたの?」

姫野が言う。

「今…どこからか、気配が。」

幸大が言う。

「幸大君は気配が読めるのかにゃ?」

クーニャが言う。

「いや…そんなわけないんだが…

なんか、寒気が…」

幸大が言う。

「狙われてるのか?」

マリアが言う。

「いや…なんつーか…

敵意とか殺気ではない…と思う。」

幸大が言う。




「ふふふ…

王子様と同じクラス…」


教室で1人の女子が呟いた。