少しの沈黙が続いていたが
ふと橘君が言葉を発する。

「昨日のさ キーホルダーのあれ・・バリトンサックスでしょ」


  「そうだよ。そういうの詳しいんだ?」



「まあ 前の中学で吹奏楽やってたし」