「千夏・・どうしたの?」

「なんかね、先生がいってたんだけど
 『テナーの人、今更探すの大変だろうし、奏さんがバリトンとテナー兼用しても
  いい』  だってさ」

・・・えぇ・・    折角色々検討したのに・・

 ってか入れ替えとかきついんだよな・・。




 「大丈夫?  でも奏の好きなようにしていいってさ。」


「うん。  考えておくね。」




「分かった。 じゃ、今日も昼ミーティングあるからね!」



 千夏はそういって自分のクラスへもどった。